バブル真っただ中の1980年代に
大流行した「りんごダイエット」。
1日2回の食事をりんごに置き換えるという
手軽さから大ブームとなった。
そんなりんごダイエットが進化して、
近年さらに効果的な方法が見つかっている。
それはりんごを焼くだけで
ダイエット効果の成分が最大9倍にも増えるというものである。
その成分は「ペクチン」である。
りんごに含まれるペクチンには、
肥満の原因となる
悪玉コレステロールの体外排出を促進する働きや、
便秘解消の整腸作用を高める効果がある。
りんごをそのまま食べてもダイエット効果が期待できるが、
さらに焼くことによりペクチンの量が6~9倍に増加する。
実はりんごの皮にはペクチンになる前の
「プロトペクチン」という物質が含まれている。
そこに100℃以上の熱を加えると
そのため、
生と焼いた後ではペクチンの量に最大9倍もの違いが出る。
焼きりんごの簡単な作り方は、
まず普通のりんごを4等分の
くし型など食べやすい大きさに切って種を取り除く。
そのりんごを皮はむかずに耐熱皿に置き、
ふんわりとラップをして、
電子レンジ600Wで5分間加熱する。
ペクチンが増加するのは皮の周りなので、
皮ごと食べるのがお勧めである。