「学問の神様」として有名な菅原道真は、
東京都文京区湯島にある湯島天神をはじめ、
全国1万以上の神社で祀られている。
本格的な受験シーズンを前にこれらの神社で
合格祈願をする人も多いと思われる。
しかし、菅原道真の賢さは「中の上」だったという。
今残っている成績を見ると確かにいい成績ではなかった。
それは今でいう官僚の試験のようなもので、
その問題は「地震のメカニズムを明らかにせよ」などの内容だった。
当時の科学技術では無理な問題だが、
道真はそれを仏教などを結び付けて強引に解答しており、
「中の上」ぐらいの成績でギリギリ合格だった。
道真は今の言葉でいうと地頭が良かったとも考えられ、
ペーパーテストでは彼の才能ははかれなかった。
だからこそ、
道真はナンバー2の右大臣にまで出世した。
その実力と人望から「学問の神様」として信仰されている。