麻布十番の歴史

東京都港区にある「麻布十番」は大規模なビルや商業施設は少なく、雑居ビルや商店が多い。

以前は鉄道の駅がなく「陸の孤島」とも呼ばれていたが、

現在では麻布十番駅もでき、

複合施設・六本木ヒルズが近いなど人気の高い街。

「麻布」の地名の由来

「麻布」と「十番」にはそれぞれ別の由来がある。

「麻布」はその昔、

この一帯で麻を多く植えて布を織っていたことに由来し、

麻がよく育つ土地という意味で「麻生」になり、

これが転じて「麻布」となった。

「十番」の地名の由来

「十番」は1698年(元禄11年)、

五代将軍徳川綱吉の白金御殿を建築する際、

土運びをする人足(労働者)が一番から十番のグループに編成され、

この地域の人々が十番目に当たっていたことに由来する。

このため、麻布一番~九番は存在しない。

十番の称は町名から一度消えるが、通称としては広く使われ、

1962年(昭和37年)の地番整理の際に復活した。 

エキサイトブログの福助のブログ