1978年(昭和53年)のこの日、
千葉県成田市に「新東京国際空港」(現:成田国際空港)が開港した。
1966年(昭和41年)7月に千葉県成田市三里塚に空港建設が閣議決定されてから、
12年かかっての開港であった。
当初、土地買収に伴う移転や騒音問題などにより、地元住民からの強い反発があり、
反対運動が展開された。
この反対派と機動隊との間で激突が生じ、死者が出る騒動も起きた。
当初の開港日の4日前に反対派ゲリラが突入して管制塔の機器が破壊され、
開港がこの日まで延期された。
また、通常の国際空港なら並行して2本ある滑走路は1本のみで開港し、
この日の開港式典は機動隊による厳しい警戒の中で行われた。
2004年(平成16年)4月1日に民営化されたのに伴い、
空港の正式名称は「新東京国際空港」から「成田国際空港」に改称された。
一般的には「成田空港」と呼ばれることが多いが、
正式名称が新東京国際空港であった時から、
所在地である成田市の名前にちなんで成田空港と呼ばれていた。
成田国際空港は日本最大の国際拠点空港であり、空港コードは「NRT」。
国際線旅客数・発着便数・就航都市数、総就航都市数、乗り入れ航空会社数、
拠点空港としている航空会社数、貿易額において国内最大である。
空港第3ターミナルはグッドデザイン賞、
セキュリティは国際空港評価でBest Airport賞を受賞している。