日付は「こ(5)と(10)ば(8)」と読む語呂合わせから。
言葉について考え、言葉を正しく使えるように心がける日。
この記念日はもともと制定した団体や目的は定かではなかったが、
その後、
「横浜みなとみらいBUKATSUDO連続講座 言葉の企画2019」の企画生らが同名の
「ことばの日」を制定。
記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
日付は言葉の「葉」が5月の新緑の瑞々しさを表しているとの思いと、
「こ(5)と(10)ば(8)」と読む語呂合わせから。
「ことば」を大切に使い、「ことば」によって人と人とが通じ合えることに感謝し、
「ことば」で暮らしをより豊かにすることが目的。
漢字の「言葉の日」ではなく、
ひらがなの「ことばの日」としたことには
手話や点字など広い意味での「ことば」を知ってもらいたいとの思いが込められている。
ことばについて
「言葉(ことば)」とは、
人間が話す・書くなどの行為をする事によって情報伝達手段となり得る、
意味があるものの総称で、心・気持ち・思い・考えなどを表す手段の一つである。
漢字では「詞」「辞」とも書く。
「言葉」の語源は、「言(こと)」と「端(は)」の複合語に由来するとされる。
古く、言語を表す語は「言(こと)」が一般的で、
「言」には「事」と同じ意味があり、事実にもなり得る重い意味を持っていた。
そこから、事実を伴なわない口先だけの軽い意味を持つ語として、
「端(は)」が付けられて、「ことば」という語が生まれたとされる。
「やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」
(和歌というのは、人の心をもととして、様々な言葉となったものである)とあるように、
和歌に「言の葉」が使われていた。
その後、「言の葉」が多く用いられるとともに、
「ことば」にも「言の葉」の意味が含まれていき、
「言葉」は言語を表す最も一般的な語となった。