東京都文京区にある「春日(かすが)」は文京区の南部に位置し、
北を小石川、東を本郷、南を後楽、西を水道、小日向と接する。
春日局に由来する
徳川三代将軍家光の乳母である春日局(かすがのつぼね)が、
1630年(寛永7年)、原野であったこの地を開発し、
屋敷を建てたことに由来する。
かつては春日殿町(かすがどのまち)と呼ばれていた。
春日局の名前は朝廷から賜った称号で、
江戸城大奥の礎を築き、幕府に絶大な権力を誇っていた人物で、
徳川政権の安定化に貢献した。
町内の東端部に文京区役所があり、区の行政上の中心となっている。
この区役所は地上28階建ての文京シビックセンターの中に入っていて、
センター内には文京シビックホールという音楽イベントなどが行われる大ホールもある。