三重県津市に本社を置き、
あずき製品・アイス・和菓子など、
様々な食品を製造・販売する井村屋グループ株式会社が制定。
日付はワラビの旬が始まるのが4月で、
「わらびもち」の特徴の
「ぷるぷる」感から「ぷ(2)る(6)」と読む語呂合わせで4月26日を記念日としたもの。
「わらびもち」は醍醐天皇(在位:897年から930年)が
好んだとされるほど古くから愛されてきた和菓子。
原料のわらび粉はワラビの根からわずかしか取れない貴重なもので、
精製方法も大変手間がかかる。
わらびもち商品を幅広く展開する同社は、
全国の菓子製造業の方々にもこの記念日を活用してもらい、
日本の伝統菓子「わらびもち」を幅広い世代に浸透させていくのが目的。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
井村屋グループ株式会社は、
1896年(明治29年)に創業した会社で、
「井村屋」の名で菓子の製造を始める。
同社は菓子メーカーの「井村屋」などを傘下に持つ持株会社。
企業スローガンは「おいしい!の笑顔をつくる」である。
「わらびもち」は、柔らかく口どけが良いのが特徴。
きな粉や抹茶の粉、黒蜜をかけて食べるのが一般的となっている。
漢字では「蕨餅」と書く。
わらび粉はワラビの地下茎から得られるデンプンだが、
高価なので芋、タピオカ、葛(クズ)などのデンプンを混ぜたものを用いる場合も多い。
上記のように醍醐天皇が好物としており、
大夫(たゆう)の位を授けたという言い伝えがあり、
そこからわらびもちの異名を岡大夫(おかたゆう)とも言う。
また、わらびもちは凶作に見舞われた農家の非常食でもあったという言い伝えもある。
井村屋では「わらびもち」の関連商品として、
「もっちりぷるんわらびもち」の「黒糖」と「ぶどう」、
「袋入 わらびもち みかん」を製造・販売する。
「もっちりぷるんわらびもち」は手軽に食べられるスティックタイプ。
もっちりぷるんとした食感を楽しめる。
「袋入 わらびもち みかん」は口どけなめらかな”みかん”のわらびもち。