銀座と商店街

全国各地のいろいろな場所で銀座と名の付く商店街を見かける。

北は北海道北見市の北見銀座、

南は鹿児島県奄美大島の銀座通商店街まで、

その数は日本全国に300ヵ所以上も存在する。

中でも東京都内が最も多く90ヵ所もある。

東京で銀座と名の付く商店街で最も有名なのは戸越銀座である。

東京に「○○銀座」が多いのは、

日本一の繁華街である銀座にあやかって付けたこともあるが、

もう一つある願いが込められている。 

1923年(大正12年)に発生した関東大震災の時に銀座の復興が最も早かった。

その理由はたくさんの土地を持っている地主が銀座には多かった。

困っている店があったら自分の土地をどうぞという形で、

大地主たちが協力して復興を早めた。

そのような状況を見ていて、

あの銀座のように早く復興したいという想いが込められている。

実際、戸越銀座で定期的に行われる祭りは「銀六祭」という名前で、

銀座六丁目と関わりがある。

銀座も大震災で建物などが大きく倒壊した。

そこで出たレンガの瓦礫を多くの商店街が譲り受け、

道路に敷き詰めるなど工事に活用した。

それによりますます復興を早めることができた。

銀座のおかげで復興を早めることができた。

そして、銀座のように自分たちも早く元気になりたい。

そういう想いから戸越銀座の名が付けられた。

そして、

このように復興が早かった銀座への憧れから銀座と名の付く商店街が急増した。 

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