じゃんけん
石とハサミと紙という組み合わせで勝負を決めるジャンケン、
なぜこれをジャンケンというのだろうか。
一説には、中国語の「両拳(リャンケン)」
からきているといわれ、
それが日本語的になまって、
ジャンケンになったというのだ。
ただし、
中国から日本に伝わったものは、
拳遊と呼ばれ、これにはいくつかのパターンがあった。
たとえばそのなかに、
虫拳、狐拳などがあった。
虫拳というのは、ヘビ、カエル、ナメクジという三すくみで、
狐拳は、庄屋と鉄砲撃ち(漁師)と狐の三すくみになっている。
子供が遊ぶジャンケンのほうは、
石拳と呼ばれるもので、
ご存じのようにグー(石)、
チョキ(はさみ)、
パー(紙)の三すくみで成り立っている。
このハサミをリャン(両)と呼んだので、
石拳のことを両拳と呼ぶようになり、
それがなまってジャンケンになったというわけだ。