いまや世界にも知られる任天堂も、大きく変化した企業の一つに数えられます。
もともとは「丸福」という社名で創業し、
その後「任天堂骨牌」に社名変更して、
トランプや花札、麻雀牌などのメーカーとして知られていました。
しかし、1960年代にカードゲームの需要が縮小、経営難に陥ります。
そこでアナログからデジタルへの転換を実施。
まだ日本ではどの企業も手をつけていなかった「エレクトリック玩具」の
分野に主事業を切り替えていきます。
ポケットタイプの「ゲーム&ウオッチ」のヒットに続いて、
1983年にファミリーコンピュータが大ヒットします。
いわゆる「ゲーム業界」を生み出してしまったといってもいいでしょう。
ファミリーコンピュータのヒットから、据え置きゲーム機での競争が激化、
SEGAやソニーとの戦いがあり、次世代機戦争と言われたゲーム機のシェア争いでは、
ところが、ニンテンドーDSという携帯ゲーム機を発売して、
「携帯ゲーム機」というジャンルを創出し、その存在感を示しました。
任天堂のゲーム機開発は、常に「新しい市場」をつくり出してきたと言えるでしょう。