水分をまったく口にしない日はないよね。
「水」は栄養素の分類に入っていないけど、
生きていくために不可欠なものだ。
年齢や性別によって差があるけど、胎児は体重の83~85%、
子どもは70~75%、成人は60~65%が水分なんだよ。
溶解力に優れ、
酸素や二酸化炭素など多くの物質を溶かし込むことができ、
表面張力、比熱、気化熱、
熱伝導率がほかの液体に比べて大きいという性質があるよ。
その結果、蒸発しにくい、凍りにくい、
よく熱を伝えるといった特徴を持つんだ。その働きは
体内に摂取した栄養素や酸素を溶かして組織に運ぶこと、
酵素反応の場を提供していること、体温の調節、
体液の浸透圧を維持することなどだ。運動したり、
高熱を出したりすると、汗をかいて水分を欲するよな。
健康な状態では、摂取される水分と
排泄される水分量のバランスが保たれているんだね。
飲み物や果物、野菜などのほか、米やパン、
肉類などの食物にも水分は含まれているよ。
一気にたくさん飲むよりも、
こまめに常温の水を摂ることが望ましいぞ。
体重の1%以下の水分損失でも、
記憶力の低下が起こるそうです。
水分を補給することで小学生のテストの点数が上昇しました。
平均年齢29歳の男女34人を対象にした実験では、
水を500mlほど飲むと、
判断スピードが14%程度速まったそうです。
コーヒーやタバコを摂取すると頭が冴えた気になりますが、
弊害も多くあります。それよりも適度な水分補給が、
体だけでなく脳にもいいようです。